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サッカー

サッカーW杯予選、ヨルダンvs日本戦

サッカーのW杯アジア予選、ヨルダンvs日本戦の生中継をテレビで見ていた。結果は1-2で日本の負け。今回の試合で勝利か引き分けの場合、W杯本選出場が決まるハズだったが、6月の試合まで持ち越しになった。2年前のアジアカップ優勝や、ここのところのアジア予選の流れで、あっさり出場を決めるかと思ってたけど、そう甘くはなかった。

今日の日本はシュートを打つのに慎重すぎた印象だった。ピッチを転がるボールが変なはね方をすることが多くて、素人目にもデコボコなのがわかった。Jリーグでも、J2を含めてもあんなピッチ状態はないように思う。その分、大事にいこうとしすぎていたように見えた。テレビで解説していた松木さんは、このピッチだからこそ、いつもよりシュートを打つ意識を強く持つように、ということを言ってたけど、その通りだと思った。あと、個人的には、乾の投入はもう少し早くてもよかったのではと感じた。試合が終盤すぎてロングボールが多くなった時間帯では、なかなかボールに絡む機会が少なかった。

失点はセットプレーとカウンター、攻撃はいまいちハマりきらない、典型的なジャイアントキリングの試合だった。そして今回の日本は、キリングされる方だった。結果が出た以上は仕方がない。必要以上にヒステリックにならず、今日の試合を冷静に反省して、次の結果に結びつけるしかない。また2試合あるし、2位との勝ち点差も大きい。オーストラリアとかと比べればはるかに有利なんだから、変に悲観的になる必要はない。

それにしても中東でのアウェー戦はゴツゴツしていて、たまに見る分にはいいですな。Jリーグやヨーロッパ、また東アジア勢との試合とは一味ちがう、過剰に男臭い戦いである。これで勝ってたら良かったのになあ、やっぱり。

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アート

「フィンランドのくらしとデザイン」展に行ってきた

3日(日)は兵庫県立美術館で開催されている「フィンランドのくらしとデザイン」展に行ってきた。無料の招待券が手に入った友人が誘ってくれたのだ。

個人的には展示順の中盤にあった、家具や照明、食器などの展示がおもしろかった。機能性重視のシンプルなデザインは、同じ北欧のIKEAが思い浮かんだ。私はIKEAのデザインが好きなので、興味深く見ることができた。しかし、IKEAはスウェーデンの企業なので、本当はちょっと違うのかも知れないけど。

全体の展示は1900年ごろから順に時代を下っていくようになっていると同時に、生活空間の「外」から「内」へ向かっていく形になっていたようにも見えた。フィンランドの風景画から建築物やその設計図、そして家具や雑貨という並びで、まさに「くらしとデザイン」を見せる構成になっていたように思えた。

普通、こういった美術館の展覧会は絵画や像が多いけど、今回はそれ以外のものが多かったのが特徴的だった。一見、何のへんてつもないイスや食器が、展覧会でこうして意味づけされた形で見せられると、改めて「なるほどなあ」と思えることが多かった。

兵庫県立美術館

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サッカー セレッソ

Jリーグ開幕戦に行ってきた

3月2日(土)、大阪・長居スタジアムにJ1リーグの開幕戦、セレッソ大阪vsアルビレックス新潟戦を見にいった。昨年12月の天皇杯準々決勝・セレッソ大阪vsガンバ大阪戦以来のサッカー観戦。今年もいよいよリーグ戦が始まるなあ。

結果は後半43分、ロングボールに抜け出した柿谷の巧みなゴールでセレッソが1-0で勝利。しかし、今回の勝利は「拾った」感じが強い。試合開始から後半の終盤になるまで、ほぼ新潟ペースだった。セレッソはなかなかボールをキープできなかった。新潟の守備の出足がよかったこともあるけど、セレッソの選手はボールが来るのを待ってしまっていることが多いように見えた。だから、相手の陣地でボールをもらっても、すぐに新潟の選手に詰められてボールを奪われ、そのままピンチを迎えてしまう場面が多かった。後半の半ばから交代出場した選手の動きで、セレッソにもだんだんチャンスが多くなってきて、最後に決勝点に結びついた。ただ、それを試合の最初からできていればなあと思った。とにかく、今回は「勝てただけ」だったなあ。

セレッソは、シーズン序盤は調子が悪い方が、最終的には良い成績になっていることが多い印象がある。なので、今回の試合は悪かったけど、それほど悲観はしていない。選手交代から流れが良くなったから、次の試合以降の先発メンバーもまだまだ替わりそうな感じもするし、しばらくはじっくり見ていくことにしよう。でも、勝てるものなら、じゃんじゃん勝っていって欲しいけども。

セレッソ大阪vsアルビレックス新潟戦での先制直後の場面

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セレッソ サッカー

セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島を観戦

先週の土曜日、大阪・長居のキンチョウスタジアムに、セレッソ大阪の試合を見にいった。J1リーグ・第14節、セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島戦。セレッソの清武が今月30日の長居スタジアムでの浦和レッズ戦を最後にドイツのニュルンベルクへ移籍する。それまでに1試合は見ておきたいと思っていた。30日の試合は用事があって観に行くことができないので、この日に見ておこうと思ったのだ。この試合では、“セレッソ大阪×南海電鉄コラボ企画”なる「南海沿線デー」という企画をやっていて、バックスタンド側のサイドの方の席が1,000円で買えるということで、これを利用して入場した。ちなみに「南海沿線デー」企画は今月の27日と30日の試合でも実施されるので、都合の良い方は利用してみてはいかがか。

試合は1-4でセレッソの負け。セレッソもボールをある程度保持し、チャンスも作れていたけれど、サンフレッチェが質で勝った試合だった。セレッソは相手選手の前でボールを回していることが多くて、守備を崩すことが少なかった。対して、サンフレッチェはサイドやディフェンスラインの後ろに素早くボールを回して、決定的なチャンスに結びつけていた。「完全に負けた」という感じはしないけど、よくよく考えると得点機はサンフレッチェの方が明らかに多かったという印象だった。

セレッソの得点は前半終盤の柿谷のゴールのみ。ところで柿谷のゴール、相手ディフェンダーに当たってのゴールやったんやね。Twitterにも書いたけど、直接ゴールに入れたと思ってた。私の席からはディフェンダーが影になって見えてなかった。でも、あれは相手のディフェンスラインの裏を取ってのシュートだから、ラッキーだけのゴールというわけでもない。実際、この得点の前後はセレッソのペースだった。これで後半はいけるかもと思ったけどなあ。後半は、また前半の最初のようにサンフレッチェに主導権を握られてしまった。清武は昨シーズンと比べると、まだまだという感じ。負傷明けですぐJリーグの開幕を迎えたこともあるかも知れない。まあ、そもそもこの試合はチーム全体的にイマイチだった。

この日はずっと雨だった。家を出る時も雨、スタジアムでも雨、帰宅するまで雨。また、キンチョウスタジアムのバックスタンドには屋根がまったくない。合羽を持って行ったのでずぶ濡れにはならなかったけど、こんな悪天候の試合の時は、やっぱり応援するチームに勝ってもらいたかったなあ。そうはうまくいかなかった、という日だった。

試合終了後の、雨のキンチョウスタジアム

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サッカー

なでしこリーグを観戦してきた

試合開始前、ホームズスタジアム神戸の入口前

もう1週間以上も前の話になってしまうけど、先週の日曜日(3日)、友人に誘われて、サッカー・なでしこリーグの試合を観戦してきた。カードはINAC神戸レオネッサ(1位)vs浦和レッドダイヤモンズレディース(3位)。場所はホームズスタジアム神戸。私がなでしこリーグを見るのは2回目。前回は2007年なので、5年ぶりだっだ。

試合は3-0でINAC神戸レオネッサが勝利。試合の初めこそ浦和が激しい守備でペースをつかんでいたものの、INACが冷静にボールを回せるようになってからは、最後までINACが優勢のままだった。印象に残ったのは、INACのボール回しの正確さ。短いパスを回して中盤を支配し、長いパスを織りまぜてチャンスを作る。さすが代表選手がそろっているだけあって個人の技術が高かった。

両チームとも守備の最終ラインからトップのフォワードまでの距離が短かった。最終ラインはけっこう高くしているけど、フォワードはそれほど前に出ていない。中盤の狭い範囲に選手が密集していた。前回なでしこリーグの試合を見た時にも似たような印象だったので、これが女子サッカーの基本的な戦い方なのかなと思った。男子とは体格や筋力が違うから、女子には女子なりの戦術や戦い方があるのだろう。これがわかってくると、さらに女子サッカーが楽しめるかもしれない。

この試合の観客数は約5,000人。私がよく見にいっているJリーグと比べると、壮年の夫婦や家族連れ、女性客が多かった感じで、少しまったりとした雰囲気だった。Jリーグとは違ったお客さんもついているような印象。サッカー界全体で見ればファン層が大きくなるのだから、良いことだろうね。

観客数だけで言えば、昨年の女子ワールドカップが終わった直後には2万人という試合もあったそうで、それと比べると少ない。しかし、私が5年前に見た時は、まるで練習場のような大きさのグラウンドで、観客も大半は関係者じゃないかというくらい少なかった。ワールドカップの優勝は大きかったんだなあと思った。

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etc

ビデオテープを久々に再生してみた

部屋にある録画済みのビデオテープを久々に再生してみた。HDDレコーダーを使い始めて数年、もはや録画にビデオテープを使うことはなく、再生することすらもほとんどなくなってしまった。しかし、それまで録画してあったビデオテープが、部屋にけっこう残っている。ふと気になって、その内の数本を見てみることにしたのだ。すると、いかに自分が今のレコーダーやHD画質に慣れてしまったのかと思わされた。

やっぱりテープは巻き戻しや早送りがめんどくさい。1時間先、2時間先を見ようとすると、数十秒は待たされる。最後まで見たテープを先頭まで巻き戻そうとすると1分以上かかる。それと比べると、HDDレコーダーだとリモコンで操作すれば即座にスキップできる。もちろん巻き戻しの必要も無い。それ以外の機能でも、例えば録画した番組の一覧機能など、レコーダーはビデオデッキと比べて使い勝手が進化している。

画質も今となっては「悪いなあ」と思ってしまう。いや、そんなに悪いわけでもなくて、しばらく見てると慣れてくるけど、第一印象はやっぱり「悪い」となってしまう。もはやテレビは解像度が上がったHD画質になっているし、HDDレコーダーはデジタル録画で劣化が少ない。なおかつ、テレビ自体が大きくなっているから、昔と比べて劣化も目立ってしまう。デジタル放送の導入は社会的にもいろいろ話題になったけど、もはやアナログ放送時代の画質に戻るなんて想像できない。HD画質に慣れてしまったんだなあ。

それでも、自分が過去に録画した番組を見る、というのは面白かった。なつかしい番組やCMそれ自体もおもしろかったけど、当時の自分が何を考えてこの番組を録画したのだろうと思い返すのも楽しかった。「スーパージョッキー」の「熱湯コマーシャル」の部分だけ録画してるとは、当時の私はなんて若かったのだろう、とか。

それにしても、これらのビデオテープ、どうしたもんかな。ただ単に捨ててしまうのも惜しいような、しかし一本一本録画内容を確認しつつ選別するのもたいへんだし……。

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WordPress

「第4回WordBench大阪」に行ってきた

4/28(土)、WordBenchの勉強会「第4回WordBench」に行ってきた。先月のWordBenchにも行ってきたので、2回連続の参加。

今回は、前半が、WordPressを使ったポートフォリオの作り方について、そして後半が、他のCMSなどを絡めたWordPressの現状とこれからについての話だった。その後の懇親会にも参加させてもらって、いろいろ話を聞いたりした。Web関連の実務に携わったことがない私には興味深い話が多かった。いろいろ勉強させていただきました。

後は勉強したことを元に、WordPressで運用しているこの「ダラ日」を磨かないとあかんのやけども……。2年ほど前に今の形にしてから、ほとんど手を入れてないなあ。

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WordPress

「第3回WordBench大阪」に参加

このWeb日記「ダラ日」は、「WordPress」というプログラムで運用している。少し前に「WordBench」という、WordPressの勉強会があることを知った。そこで、昨日開催された「第3回WordBench大阪」に参加してきた。内容が初心者向けだったので、私にとっては良かった。WordPressを使い始めたのは2年前なのに、それからまったくといっていいほどWordPressの部分はイジっていなかったので、私は初心者同然なのである。これをきっかけにいろいろ勉強して、「ダラ日」をもっとええ感じにしていきたいもんだ。

というワケで、以下に昨日のWordBenchの内容を自分なりに、軽くではありますがまとめてみました。ノートにメモしたものを整形した程度のものだし、私の聞き間違えもあるかも知れませんので、正確性は保証しません。プラグインも、自分ではまだ試していないので、その点をご了承ください。間違いなどありましたら、随時修正したいと思います。

なお、「第3回WordBench大阪」はUstreamでの録画もあるので、そちらをご覧いただいた方がより正確かと思います。

★本編1「WordPress超初心者から初心者になるためのオリジナルテーマ作成」

超初心者に良くある悩み

  • エラーが出る
  • コードがわからない。忘れた
  • 勉強方法がわからない
  • 良い本やサイトはないか
  • プログラムがわからない

超初心者から初心者になるのには?

良い本/良いサイト/良いコード

引き出しを増やして、すぐ出せるように

頻繁に使うコードは、コーディングソフトやEvernoteなどに保存しておく

プラグイン

WordPress公式サイト掲載のものを推奨

開発が止まっていないかチェック

ツール

こういったものを使って、ケアレスミスをなくしていく

まとめ

  • スキル・知識だけではなく、引き出しを増やす
    • 必ずしも高度なスキル・知識を求められるわけではない
    • いつでも思い出せるように、知っておく
  • そのために…
    • 情報収集の時間を作る
    • コードはストックする
    • 一度WordPress Codexをじっくり読んでみる
  • コミュニティーやイベントに参加
    • たくさんの人の価値観や生き方にふれて刺激を受ける

★本編2「WordPressプラグイン大会議」

以下、紹介されたプラグイン

All in one SEO PACK

[サイト]Plip

  • http://www.plugin-clip.com/
  • WordPressプラグインのクリップサイト
  • プラグインは英語の解説が多い。このサイトでは日本語で解説されている

Plugin Memorandum

001 Prime Strategy Translate Accelerator

Easing Slider

RSSImport

brBRbr

  • http://camcam.info/wordpress/732
  • 入力画面で改行したとおりに、サイトの表示でも改行が反映される。
  • 「数行空けたつもりが、そうなっていない」ということが回避される。

Plugin-Check

IImage-browser

Relocate Upload

Custom Upload Dir

PS Disable Auto Formatting

以上です。

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演劇

MONO『少しはみ出て殴られた』を観た

9日(金)、大阪・福島のABCホールにて、京都の劇団「MONO」の第39回公演『少しはみ出て殴られた』を観た。MONOの舞台を観るのは、2007年のHEP HALLでの公演『地獄でございます』以来4年ぶり。けっこう久しぶりだった。

舞台は国境の上にある刑務所。突然の国家の分裂のために、刑務所内に国境線が通ることになってしまったのだ。そんな大事にも関わらず、たわいない会話を交わす2人の刑務官と6人の囚人たち。軽犯罪者専門の刑務所ということもあってか、和気あいあいのユルい雰囲気だ。だが、両方の国家から放置状態にされてしまう中、彼らにこれまで無かった感情や意識が徐々に芽生え始める。

国境という“線”の出現によって、関係性が変わってしまう男たちが生々しい。それまでは日常的で何気ない会話だったものが、“線”によって別の意味を持ってしまう。「君は○○出身か。俺は●●だ」「その名前は○○地方っぽい」「○○ではそういう言い方をするのか」。“線”が“こちら側”と“むこう側”を思い起こさせ、帰属意識をかき立てる。国からつまはじきにされた犯罪者同士という仲間意識を持っていた集団は、持っていなかったはずの愛国心から決定的に分裂してしまうまでになる。

基本的にはコメディなので笑いながら観ていられるけども、そのテーマはシリアスで、心の底がムズムズする内容だった。登場人物たちの“線”への意識の持ち方が、自分を含めた現実の人間と同じものに思えるからだ。他人との違いなんて以前からあるもので、会話そのものだって特に変なものではない。それなのに、なぜ“線”を意識するようになってしまったのか。それは自分のせいなのか、他人や状況のせいなのか。そして“線”によって生まれた――あるいは、心の奥底から立ち現れた――感情や意識と、どう向きあえばいいのか。一見、大団円のように見えるエンディングも、一度描かれた“線”は完全に消えないことを示していた。“線”に翻弄される人々を目の当たりにして、簡単に答えの見つからない疑問と向かい合わされた。

集団がテーマでありながら、個々の登場人物の描写も丁寧だった。愛国心に駆られて同じ側にいる人間まで罵倒する者、まったくの無関心を決め込もうとする者、仲の良い関係に戻ろうと訴え続ける者、気が弱くて反抗できずに追随してしまう者などなど、8人がそれぞれに個性のある描かれ方をしているのも良かった。それだけに、「集団意識に流される」みたいな薄っぺらいものじゃない、個々人の持つ“線”への意識を考えさせられた。

国家間の関係ように大きくとらえても、友達同士の関係のように小さくとらえても通用するような内容で、しかしメッセージ性を強く打ち出してはいないけれども、でもすごく考えさせられて、だけども笑えるというおもしろい舞台だった。ああ、演劇を観る機会をもうちょっと増やしたい気になった。

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アート

「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展を観に行った

先月の28日(土)、中之島にある国立国際美術館で開催中の展覧会「草間彌生 永遠の永遠の永遠」を観に行った。「また、美術館へ行こうか」と思っていたところに今回の展覧会の情報を知ったので、行ってみることにしたのだ。草間彌生と言えば“水玉”……らしい……。私は草間彌生については、名前をうろ覚えで知っているだけで、ほとんど知識は持っていなかった。

今回の展覧会は、草間彌生が2004年以降に描いた「愛はとこしえ」、そしてそれに続く「わが永遠の魂」の両シリーズの絵画が主に展示されている。「愛はとこしえ」は即興的に描き出されたモノクロの作品群で、これまでの草間彌生の“水玉”“網模様”というイメージとは違うものになっているとのこと。そして「わが永遠の魂」は色彩が加わり、「愛はとこしえ」をさらに推し進めるような連作になっているそうである。

実際に観て感じたのは、圧倒的な作品数とその描き込みの量。「愛はとこしえ」は全50作品、「わが永遠の魂」は47作品が展示されているのだが、これらはすべて2004年以降に描かれたもの。また、描き込みの度合いも半端ない。全面に描かれる無数の目、顔、丸、波形、短い線、縞模様などなど、「どんだけの執着心やねん」と思ってしまった。草間彌生は1929年生まれなので、70歳代後半になってこれだけの数と、そしてあれだけの密度を描いたことになる。そのパワーというか、意欲というか、とにかく圧倒された。

絵は抽象画なので、正直、じっと見ていてもよくわからない。でも、何か感じるものはあって、そして作品のタイトルを見てみると「ああ、なるほど。」と腑に落ちてしまう。「あれ、そうなの?」というものは少なかった。

草間彌生自身が書いた詩の展示も何点かあった。特に、「愛はとこしえ」と「わが永遠の魂」の両コーナーの間にあった詩は、絵を観るより先に読むと良いかもしれない。詩は言葉だけあって、絵画よりは具体的でメッセージも多少はわかりやすい。

そうして詩を読んでから絵を見ると、また感覚が違ってくる。死、愛、青春、宇宙、意欲、畏れ。これらの絵は、作者の心の中に溜まりまくっていた、経験も感情も希望も、悔しさも愛も闘いも、なにもかもがあふれだして凝固されたものだと思える。絵は詩よりももっと直接的に表現されていたかと思える。詩を読んでからは、さらに絵の迫力を感じるようになった。

なぜ70歳後半になっても、あれだけの量を描き、あれだけの描き込みをするのか。振り返って私は40歳手前。学生や新社会人のころを思えば、私は老けた。しかし、80歳を超えてもなお自分をはき出し、たたきつけられたものを見てしまうと、「老けた」とか言ってる場合やないなと思う。もう吸い込むものは無いのか、もうはき出すものは無いのか。いや、まだまだ全然やないか。そう思った。

ここからは余談。土曜日と言うこともあって、展覧会には家族連れや若いカップルなどいろいろな人が来ていた。展覧会を観ている途中、これらの絵を見て「かわいい」と言う若い女性に2回ほど出くわした。「これ、グッズないの?」と言っている人もいた。私は今回の絵を見て「かわいい」と思ったことはまったく無かったけど、若い女性からすると「かわいい」と見える部分もあったのか。んー、「かわいい」とはなんぞや?。

夕暮れの国立国際美術館 入口