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歌ネタ王決定戦2019を観た

9月18日(水)放送の 「歌ネタ王決定戦2019」(毎日放送)を生放送で観た。

決勝進出がラニーノーズ、友近・ゆりやんレトリィバァ、きつね、優勝がラニーノーズという結果は、自分の印象と同じだった。

ラニーノーズは、ネタそのものは「ABCの歌」「だるまさんがころんだ」という関西の若手芸人がよくネタにしそうなテーマだったけど、ギターと歌がうまくて、さらにきっちり笑える内容にしていて、それでいてちょっとしんみりさせるような感じもあったりして、完成度が高いと思った。優勝は妥当といった感じ。

友近・ゆりやんレトリィバァは、1回目のネタで、友近が浪曲みたいなのを歌って、ゆりあんがその歌にのせて踊っているところで、「ああ、決勝行ったなあ」と思った。ネタ全体は悪ふざけ感があるのに、歌と踊りは妙にきっちりしているというギャップやメリハリの付け方が、さすが実力者といった感じでおもしろかった。ただ、2回目のネタは、1回目と比べると特に後半は間延びした印象だった。

ラニーノーズやきつねのような若手は本ネタ、友近やゆりあん、ナイツといった中堅・ベテランは引き出しの多さで勝負する形になっていて、マッチメイキング的にもおもしろかった(ゆりあんはまだまだ若手だけど、知名度や実績だと既に中堅のランクだと思う)。

昨年優勝のメンバーは、ネタの形そのものは昨年のものと一緒だけど、うまくプラス要素を加わえていて、昨年と同じくらい笑えた。1点差で決勝進出を逃したけれど、個人的には決勝でもう1回観てみたかった。

「歌ネタ王決定戦」は、関西ローカルとはいえゴールデンタイムに放送するコンテスト形式のネタ番組の中では最もカオスな感じがあって、個人的にはおもしろいと思っている。歌や音楽が絡んでいれば、どんなネタでもOKなので、いろんな笑いの形が激突するのが、観ていて楽しい。今回で7回目になるためか、そこそこ洗練されてきた感じもあるけれど、それはそれで悪くないような。

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粗品のR-1特番を観た

録画してあった、7月14日(日)深夜放送の「霜降り明星・粗品が今一番やりたい企画TV 〜R-1ぐらんぷり2019優勝者特番〜」(関西テレビ)を観た。いやあ、録画しておいて良かった。2回以上観たくなるようになってるもんなあ。

商店街で50音を埋めるようにツッコミしまくるというロケで……という感じで始まって、最終的にああいう仕掛けがあることに、テレビを観ている側が気付かされるという内容。単発番組ならではの企画で、普通のお笑い番組とは異なる手間が、けっこうかかってるんだろうなあと思う。爆笑という類いではないけど、「なるほど」という感じでニヤリとさせてくれる番組だった。

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昨日のM-1

昨日(26日)のM-1は、ついに笑い飯の優勝。これで、10年にわたったM-1は終了。吉本興業とABCは、新たなプロジェクトに取り組むとのこと。

CSでやってたM-1の敗者復活戦を録画していたのだが、放送の延長に追随できずに最後の30分ほどが切れていたことに気づいて、多少テンションが落ちた中で生放送を見ていた。

最近のM-1は、最初の3~4組目まではなかなか“暖まらない”という印象があったけど、今回は2組目のジャルジャルがおもしろかった。確かに「漫才としてどうか」というのはあるが、おもしろいのは間違いなかったと思う。でも、今回はさらにかき回す存在として3組目のスリムクラブが出てきた。ジャルジャルよりも“漫才”だったけど、審査員の誰かが言ってたように、ネタをたたみかけていくM-1の定石からは外れていた。それでもすごくおもしろかった。知名度が低かったのに大爆笑を取ったこともあってか、見ていた私もそうだったけど、会場も空気が変わっていた。2007年のM-1でサンドウィッチマンが最初のネタをやった直後の、「なんやこいつら、えらいヤツが出てきた」みたいな。

6組目の笑い飯のネタの時は、私はトイレを我慢していたこともあって、あまりちゃんと見ていなかった。だってね、3組目から6組目が終わるまで、CMがまったく無いなんて思ってなかったんやもん。去年の伝説的なネタとなった「鳥人」にはさすがに及ばないなあ、というぐらいの印象しか持てなかった。敗者復活で勝ち上がった9組目のパンクブーブーは、敗者復活戦の時と同じネタをやってた。地上波での敗者復活戦の中継の時に一部流れていたので、それは見ていたのだが、私はそれを見て「これならパンクブーブーは、敗者復活も勝って、本戦でも決勝まで行くんじゃないか」と思っていた。

最後の3組による決勝は、順当な結果かなと思った。1組目のスリムクラブは、おもしろいけど初めての時のインパクトは薄れたかなというところで「民主党ですか?」のくだりが来たのがすごかった。2組目の笑い飯は、これぐらいはできるやろという感じの、高い期待値に沿うものだったと思う。3組目のパンクブーブーは直前のネタと構成があまり変わっていないように感じて、ちょっと厳しいかなあと思った。

優勝は笑い飯だったけど、全体的な印象度ではスリムクラブという感じ。スリムクラブは、空気を混ぜ返しまくってた。紳助も番組中に「スリムクラブで採点の基準がおかしくなった」と言ってたぐらいだし。予選でスリムクラブの直後だった銀シャリやナイツは正統派だっただけに、あの空気にあてられてしまった印象がある。スリムクラブと銀シャリやナイツで、そんなに点数差がつくんかなと正直思うんだが。でも、スリムクラブは別のところでまた見たいのは確か。

個人的にはジャルジャルが印象的。ジャルジャルはネタの発想が他者と根本的に違う印象がある。つねづね思うのだが、ジャルジャルは漫才という土俵、コントという土俵とかじゃなくて、“ジャルジャル”という土俵にいるんやなと。おもしろいんやけど、コンテストなどのような、はっきりポイントを付けますよという場になると結果は出ない。そりゃそうだ、だって裁く行司がいないんだから。漫才やコントの土俵に行司がいても、“ジャルジャル”という土俵に行司はいないのだ。若い時の千原兄弟やチョップリンあたりを思い起こすなあ。